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遮熱塗料の効果について

外壁塗装を行うときに使われる遮熱塗料にはどんな効果があるのでしょうか。
遮熱塗料は、室内の温度が上昇することを防ぐ効果が期待できる塗料です。遮熱塗料について解説したこの記事を読んで、外壁塗装の塗料として、希望に沿う塗料なのか検討する材料にしてみてください。

遮熱塗料とは

遮熱塗料とは、太陽の光を反射する効果を利用して、室内の温度上昇を防ぐ塗料になります。正式には「高日射反射率塗料」といい、JIS K5675という工業規格で定められている塗料になります。
屋根や外壁に塗装することで、夏場の日射が多いときに太陽の光を跳ね返し、熱の吸収を抑制します。建物内部へ熱が侵入することを抑えるので、室内温度が上昇することを緩和できます。

遮熱塗料の効果

遮熱塗料は屋根面に塗装した場合、最大で15℃~20℃表面温度を下げる効果があります。建物の形状や立地条件、断熱性能などによって効果に差は出ますが、室内の温度をおよそ1℃~3℃下げることができます。一般的に室内温度を1℃下げると空調で使う電気代を約10%削減できます。遮熱塗料を使うことで省エネ化できます。

本当に効果があるの?という疑問もよくお伺いします。
職人視点でお伝えすると、施工後に屋根を触ると遮熱塗装をしなかったときと比べて。確かに表面温度は下がっています。
太陽光発電を設置するときは、実際あまり効かなかった事例もありました。ただその現場は外壁は塗装はしてなかったため、外壁も遮熱の塗料を使ってみたらまた結果は違ったいたかもしれません。そのあたりは現場の状況やご希望にあわせて費用対効果の高い方法をご提案をいたします。

遮熱塗料と断熱塗料の違い

遮熱塗料と同じような効果を期待する塗料として断熱塗料があります。どのような違いがあるのでしょうか。
大きな違いは保温効果があるかないかということです。
遮熱塗料は、太陽の光を跳ね返して室内温度の上昇を抑えます。対して断熱塗料は、熱や冷気が室内に侵入することを防ぐ効果によって室内温度を保つ機能があります。熱伝導を抑える効果がある塗料が断熱塗料です。夏は涼しく、冬は暖かい室内環境をつくることが期待できます。高性能な塗料であるため当然のように価格が高くなります。
夏の暑さ対策だけでなく、冬の寒さ対策も合わせて検討されているようでしたら断熱塗料の採用を考えるのもよいでしょう。

遮熱塗料のメリット

遮熱塗料のメリットは以下の3つです。

  • 室内の温度上昇を抑えることができる
  • 電気代を削減できる
  • 熱による劣化を防ぐことができる

詳しくみていきましょう。

室内の温度上昇を抑えることができる

遮熱塗料は、太陽の光を跳ね返すことで、室内温度を快適に保つ効果があります。室内温度を1℃~3℃下げることができるので、体感温度は涼しく感じるようになります。遮熱塗料を使うことで快適に夏を過ごすことができるでしょう。

電気代を削減できる

遮熱塗料によって、室内温度を下げることができるので、冷房の使用頻度を下げて、電気代が削減できます。室内温度1℃下げると約10%の電気代が削減できるといわれるので、遮熱塗料を使うことで電気代を削減することができるでしょう。

熱による劣化を防ぐことができる

太陽の光を跳ね返す効果は、太陽の光から受ける熱による屋根や外壁の劣化を防ぐことにもつながります。直接影響を受ける屋根や外壁は劣化が進みやすく、耐用年数が短くなることがあります。遮熱塗料を使うことで、表面温度を下げることができるので熱による劣化を防ぐことができます。

遮熱塗料のデメリット

遮熱塗料のデメリットは以下の3つです。

  • 費用がやや高くなる
  • 冬場の保温効果がない
  • 表面が汚れると遮熱効果が下がる

以下に解説します。

費用がやや高くなる

遮熱塗料は、一般の塗料に比べて費用が高くなります。遮熱という効果を持っているのでコストが高くなるのは当然です。
ただし最近では、以前に比べ費用の価格差はなくなってきており、実際には平米200円程度しか変わらないため、住宅1件当たりでの価格差はほとんどないといっても差し支えありません。

冬場の保温効果がない

室内の温度を外に逃がさないようにする保温効果はありません。遮熱塗料を塗る目的は、太陽の光を跳ね返して室内温度の上昇を防ぐことです。
太陽の光を跳ね返すので、冬には、室内が温まる妨げになる可能性もあります。
しかし、冬場は太陽の日射角度が低くなるため、窓から太陽光が入る影響でそこまで寒くはなりません。

表面が汚れると遮熱効果が下がる

遮熱塗料は、表面がきれいな状態であれば、しっかりと効果を発揮します。しかし経年による汚れや劣化によって効果が落ちてしまうデメリットがあります。高いところにある屋根は、簡単には洗浄できないので、汚れたときには太陽の光を跳ね返す効果が下がることを理解しておくようにしましょう。

遮熱塗料の選び方

遮熱塗料は、「日射反射率」と「汚れにくさ」に注目して選ぶようにしましょう。
日射反射率は、どのくらい太陽の光を跳ね返すことができるか数値化したものです。太陽の光を跳ね返して室内温度の上昇を抑えているので、日射反射率が高いほど遮熱効果が期待できます。
表面が汚れてしまうと遮熱効果がさがるので、汚れにくさも大切になります。汚れにくく耐用年数の長い塗料を選ぶことで長期間の遮熱効果を期待できます。

代表的な遮熱塗料の紹介

遮熱塗料といっても多くの種類があるため、ここでは代表的な3種類の遮熱塗料を紹介します。遮熱塗料を検討されている方は参考にしてください。

日進産業「ガイナ」

株式会社日進産業が製造する「ガイナ」は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)との共同で行ったロケット開発の技術を応用して開発した遮熱塗料です。厳密にいうとガイナには断熱性能もあるため、断熱塗料にあたりますが、業者によっては遮熱塗料とよぶところもあります。断熱塗料として市場内で大きなシェアを獲得していて、価格面は高いですが、効果のあるよい塗料を選びたい方にはおすすめです。
日射反射率89.5% 耐用年数15~20年 設計単価\3,800/㎡

エスケー化研「クールタイト」

エスケー化研株式会社が製造する「クールタイト」は、遮熱性に加えて防汚性にも優れた遮熱塗料です。カビや藻の発生を防ぐ機能を持ち、カラーバリエーションが豊富なことも特徴なので好きな色で塗装した屋根や外壁をきれいに長く保ちたいという方におすすめです。
クールタイトFの場合
日射反射率80% 耐用年数8~10年 設計価格\4,700/㎡

日本ペイント「サーモアイ」

日本ペイント株式会社が製造する「サーモアイ」は、高い日射反射率をもつ遮熱塗料です。遮熱塗料の中でも選べるカラーバリエーションが豊富で、つやのある仕上がりは、見た目を美しく仕上げたい方におすすめです。ベースとなる樹脂によって耐用年数と価格が異なります。
サーモアイ4Fの場合
日射反射率91.0% 耐用年数12~15年 設計単価\6,040/㎡

アステックペイント「スーパー遮熱サーモ(シリコン・フッ素)」

ハウストゥカラーがおすすめする遮熱塗料が、こちらのアステックペイントの「スーパー遮熱サーモ」です。
スーパー遮熱サーモは、チタン複合特殊無機顔料を配合することで、遮熱効果を発揮します。
日射反射率は平均的な値ですが、日光を吸収しやすい黒色でも45%という高い日射反射率があります。
コストを抑えたいという方におすすめなのがスーパー遮熱サーモ(シリコン)です。シリコン樹脂ですがラジカル制御型塗料のため、通常のシリコン塗料よりも高い耐候性を誇ります。
もう少し塗り替えサイクルを長くしたい方にはスーパー遮熱サーモ(フッ素)であれば16~20年の耐用年数があります。
チタン複合特殊無機顔料によって色褪せも抑えられています。
スーパー遮熱サーモSiの場合
平均日射反射率46% 耐用年数13~16年 設計単価\2,800/㎡
スーパー遮熱サーモFの場合
平均日射反射率46% 耐用年数16~20年 設計単価\4,500/㎡

お客様のお家の状態やご予算、塗り替えサイクルなどのご要望に合わせた塗料をご提案いたします。

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